私は学生時代から所謂文化系で、運動とは常に真逆の立場に常にいました。
40年以上、色白の中肉中背、体力無し、おまけに汗っかきで健康診断では大抵、何かが再検査になっていました。
社会人になってもゴルフはおろか、キャンプ、バーベキューといったアウトドア行事すら敬遠していました。
それがロードバイクにハマった今は健康的に日焼けし、身体も締まり、人並み以上に体力がつき
健康診断で引っ掛かる項目はありません。
ロードバイクに出会って、むしろ運動する喜びを手に入れたのです。
きっかけは北海道に単身赴任をしていた時です。
周囲に娯楽施設もなく、コンビニに行くにも最低片道2kmという環境で、
「自転車でも買うか」とインターネットで自転車を検索しました。
私がイメージしたのは、変速機の付いた小径のちょっとお洒落な折りたたみ自転車だったのですが
運良くというか運悪く、ロードバイク専門店のサイトに辿り着いてしまいました。
そこにはカラフルなダイヤモンドフレームに、やたらメカメカしいパーツのついた、
どこか危なかしく、それでも速そうなロードバイクが紹介されていました。
元々がスペック至上主義のオタク気質でしたので、早速メーカーや関連するパーツメーカーなどを調べ
その過剰過ぎるスペックにやられてしまいました。
始めは「乗りたい」というよりも「欲しい」という所有欲から始まりました。
果たして40歳半ばを迎える運動経験のない中年が、こんなものに乗れるのかという思いはありましたが
単身赴任先の北海道、人より野生動物の方が多いのだし、知ってる人に見られるわけでは無いしと
勢いに任せて「購入」ボタンをクリックしてしまいました。
1週間後、単身赴任先のアパートに大きな段ボールが届きました。
持ってみると箱の大きさの割に軽い事に驚きました。
ドキドキしながら開梱し、バイクにまたがりペダルを漕ぎ始めました。
「速い!」それが最初の感想でした。
流れる景色のスピードが、所謂ママチャリとは次元が違います。
また、車と違ってダイレクトに風を感じ、北海道の乾いた空気という事もあり、爽快感が半端ありませんでした。
今思えば、その時に出していたスピードはせいぜい、20km/h程度でしたが
自分にしてみれば異次元の体験でした。
それ以来、すっかりロードバイクの虜になりました。
もちろん、速く走る、峠の坂道を颯爽と登る、長い距離を走るには相応の努力が必要ですし、
若い連中には全く相手にされません。
それでも良いのです。
自分のペースで自分の好きなスタイルで、自分の好きな時間に自分の好きなところに行ける。
おまけに運動習慣が身につき、自ら食生活にも気をつけるようになるので健康まっしぐらです。
そんなロードバイクに、いつまでも乗っていたいと思います。

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